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東城弥恵のオフタイム♪


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心で心に寄り添う
私が子供の頃から、私の感じることに対して、母は自分の価値感を決して押し付けませんでした。自分が母親になって、あらためてその母の偉大さをしみじみ感じ、母に育てられたことに感謝しています。例えば絵にしても母は子供達に形や色を「これはこうみえるもの」という先入観を持たせませんでした。「〇〇は〇〇色だから…」と私が言って色を塗ろうとした時「そうなの? 決まっていないけど? よく見るといろんな色が見えるかもしれないわよ~」という感じ。形どおり正確に描こうとする私に、感じるままに自由に描く楽しみを教えてくれました。結果は決してけなしません。だいたい大絶賛。画面からはみ出そうがなにしようが「大きいんだ、ということがわかるわ。すごくいいわね~!」とか「動いているように見えるね!」とか(笑)。受け入れてくれましたね。ルールに対して、とか躾とかにはとても厳しかったのですが。また、何かをたっぷり感じる時間を大切にしてくれました。お散歩の最中、幼い私が道端でかがんで蟻や落ちた葉っぱと地面の間に隠れている昆虫をみていたり追ったりし始めると母は30分でも1時間でも日傘をさして私の気がすむまでニコニコしながらその場に一緒に佇んでくれていたそうです。父がそんな様子を写真に沢山撮ってくれてあります。私が五感を充分働かせる時間を待っていてくれたのでしょう。こんなふうに母の、なんにでも「何が大切か」を自ら考え納得して実行しているところを見習いたいです。子育てに限らず、人生の先輩を介護する時もそうでした。父の母=祖母を献身的に何年も自宅で介護した姿や、その認知症になっていた祖母の亡くなる直前の「あなたは神様。あちらであなたが300年生きられるよう祈るからお元気でね」と母に手をあわせた姿を思い出すにつけ、私は母を越えることはできないことを思い知らされています。介護においても母は、認知症のその時の祖母の心にいつも寄り添い、よく、昼夜逆転していた祖母に夜中に絵本を読んであげていました。


2008.11.30 (日) [日記]





ショパンとお菓子と先生と
♪♪最初にお知らせをさせていただきます。私がソプラノソロをいたします12月7日日曜日の第九演奏会はチケットが完売しているそうです。お寒いところ恐縮でございますが、どうぞお早めにお越しくださいますようお願い致しますm(__)m。ありがとうございました。♪♪
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「ショパンとお菓子と先生と」
鮮烈に胸に刻まれている言葉があります。それは、小学生の頃、バッハをあまり練習していかないで、ショパンばかりを好きでよく弾いてレッスンに持って行った私にピアノの先生が「バッハはお食事、ご飯よ。体をつくらなきゃいけないの。来週までは、ショパンはお菓子だと思って練習してきなさい」とおっしゃったお言葉……。今でもよく思い出します。
厳しく、子供にも絶対に妥協しない先生で、レッスン中、つい私が涙溢れてきても、「あらあら、雨が降ってるわ」と容赦しない先生でした。いつもたたずまいからして凜とした美しい女性の先生で、もう亡くなってしまわれましたが、本当はお優しい先生なことは子供心に充分わかっていました。緊張して毎週レッスンに伺っておりました。生徒は皆、先生のお宅に着くとまず、ピアノを触る前に手を洗いに洗面室へ行くのですが、その石鹸の香りはまだ覚えています。今だにどこでも出会ったことのない、香りがついていないけどほのかに石鹸自体が香る香りでした……。その後、声楽の道に進み芸大に入ってからもピアノの個人レッスン授業は履修し続けましたが、このようにピアノを好きにしてくれたのは、先生のおかげだと思っております。私のショパンアルバムの楽譜中の先生の書き込みは宝物です。大事に時々そっと開いて見ています。


2008.11.29 (土) [日記]





お菓子
今、スナッフルスのチーズオムレットをいただいているところです。このスフレタイプのチーズケーキが好きです。
「雪とお菓子が好きなのが共通点ね」とお互い言い合っているお友達がおります。またそれが、おもしろいことに彼女も私も二人ともお菓子をいただくことより、むしろ作ったり眺めたり、イラストや絵になったお菓子が好きだったりするところがよく似ております。スイーツ・モチーフ・アクセサリーやポーチ、メモ、ポストカードなどの小物に惹かれた時期もありました。
もちろんおいしいお菓子は魅力的です。最近は野菜ケーキが流行っていますし、今朝のニュースでは柿をお菓子にして地域を活性化する試みが報じられていました。たしかにお菓子はいろんな意味でどんどんその可能性を拡げていける食べ物です。が、独特に、洋菓子も和菓子も、お菓子って「心が食べるもの」。味わうこと以前に、お菓子を楽しむ時間そのものが豊かに心をフリーにしてくれるのです! 「ハートの栄養」という感じがどこかしますね。また、鑑賞要素が強いものとかデコラティヴであるとか否かとかの見栄えは関係なく、そのお菓子の自然体、素の姿が他にたとえようもなく愛おしいのです。マカロンとかのコロッと単純な形とか、特に(^-^)。そんな気分を共有している彼女に、私が今、自分の楽譜バッグにつけているクッキーを……プレゼント(^_-)-☆


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2008.11.28 (金) [日記]





知識がワクチン
毎年、インフルエンザの予防接種をしておりますが、今年も今月の20日に済ませたところです。
さて、ここのところ新型インフルエンザ流行の危機や万一の場合の対策が連日、話題になっております。でもまず、新型インフルエンザというものの正体をしっかり理解しておかねばなりませんよね。ただ怖がってばかりいても、流言に惑わされてしまいがちです。鳥インフルエンザが人から人へ感染しやすく変異したものが新型インフルエンザで、この中で発生の可能性が高いH5N1型新型インフルエンザは感染すると非常に重症になるため、その出現が恐れられているのです。誰も免疫をもっていなく、世界中で交通が発達している現在は、発生してしまえばすぐパンデミック(世界的大流行)を起こすことが予想されます。国立感染症研究所の試算を見ると感染拡大のシミュレーションは一人の日本人が感染してから14日目には全国の感染者が約35万8000人になっていました。一方、予防対策のプレパンデミックワクチンの備蓄も進んでおり、むやみに怖がらず冷静に個人でできる備蓄品管理について考えながら、常に正しい知識(私が読んだ本に「知識のワクチンを~」と出てきて、納得しました)と新しい情報を得る努力を続けていることが大切かと思いました。


2008.11.27 (木) [日記]





陽の色は笑顔…
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札幌からの写メール直後、偶然、茨城のMさんからも美しい写メールをいただきました。Mさん宅のお庭の紅葉だそうです。Mさんのお優しい笑顔を思い出させてくれる、穏やかに紅葉を透かす陽……。

2008.11.26 (水) [日記]





札幌、今…
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轍をうっすら透けさせているだけで、あとは雪、雪、雪、雪の国。幻想的な世界です……。
昨夜、今、札幌にいるお友達が写メをくれました。


2008.11.26 (水) [日記]





食量
先日、ノックしてすぐドアを開けて私の楽屋に入ってきた息子を一瞬、舞台関係のスタッフの方かと思い焦りましたら、息子が「オレだよ、オレ」(笑)。顔つきもそうですが、見かけはまったく大人と同じになりました。最近、彼が食べる量がハンパじゃなくて、内心びっくりしています。息子の食べっぷりを目の前にして一緒に食事をしていると嬉しく、私はいつのまにか食事を自然にいくらかわざと残すようになっていました。「これ、私もう食べられないけど、いる?」と聞くと嬉々として「おっ!マジ?いいの?もらう!」と息子。量をかなり増やしてたくさん作っても予想量をどんどん更新中なので追い付きません(笑)。また、私は外でいただきたいアラカルト・メニューを追加でオーダーするのも気楽になりました。なぜって、お腹一杯で食べ切れなくなっても息子の頼りがいのある胃袋が味方にいますから。息子に「本当は、やったりもらったりは、あまりお行儀よくないからやってはだめよ。今だけね、もったいないから」とか毎回念を押しながら……(笑)。

2008.11.25 (火) [日記]





おおきな木
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男の子が木の上で本を読んでいるうちに寝てしまい夢を見ている、ある金属工業の会社のCMを昨日見ました。木がごつごつした太い腕で男の子を抱いている様子が印象的なそれは、我が家で長年手にとられ過ぎてすっかりくたびれてしまったこのシェル・シルヴァスタイン作『おおきな木』を懐かしく思い出させてくれました。日本語版と仏語版。仏語版では『大きな心の木』との題名、英語版では『与える木』です。題名の邦訳の「おおきな」は、心も体も、することも愛情もすべて大きなことを包含していて良いですよね。このお話は「愛せることの喜び」や「愛において与えることの喜び」を究極に表現しています。最初読んであげた時、まだ幼児だった息子は、一人の少年の、老人になるまで一本の木をよりどころとして最後切り株だけの姿に腰掛けるまで木にただ望むだけの身勝手さに憤慨し「木がかわいそう!おともだちなのに」と言っていました。「でも、『木はいつでもしあわせだった』って言っているよね?」と私が言っても、「……」。ただただ木に憐憫の情を寄せていました。私は「そうよね。あらゆる愛における与えるしあわせがわかるのはまだ先のことよね^_^;。私があなたを思うみたいに(笑)」と、ちっちゃな息子をさらに抱きよせながら思ったのでした。→10年以上前のことなのに本当に昨日のことのよう……。あっというまでした。

2008.11.24 (月) [日記]





本番の朝
今朝、目を覚ました瞬間、体が昨夜の本番の充実感で一杯なことに気付きました。こうした本番後、次の日の朝も快いですが、本番当日の朝も毎回すがすがしいものです。昨日も、「今日も体調よく本番の朝を迎えられたわ!」と感謝しながら、ストレッチo(^-^)o。コーヒーをいれ、香りを楽しみながら飲んでいるとだんだん身体が起きてまいります。幸せで、気が引き締まる時間です。そして家を出て、交通機関の遅れもなく無事、楽屋入りまで済ませると、いよいよ「ヨ~シ!」と舞台への期待と音楽への集中がますます強まってまいります……。

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昨夜、本番の帰り、サービスエリアで見つけた自動販売機。キティーちゃんが闇に浮かび上がっていました。「お疲れ様」と言ってくれているよう(笑)。


2008.11.23 (日) [日記]





顔の認識
母の特技です。会ったことのある方々のお顔は絶対に記憶しています(笑)。母が高校生の時テニスでダブルスを組んだことのあるKさんのお姉様に、もちろんもう何十年も経っているのに、東京の町でお姉様だと気付き、その方にびっくりされた現場に私は居合わせたことがありました。あと30年前に父の転勤先の地で行っていたスーパーのレジの方も、その地ならいざしらず、全然関係ない場所でお会いしてもわかるのですから、スゴイ、というかアキレてしまうほどです。年月の流れも全く関係ないようです。先ほどのKさんも、Kさん本人ならまだしも、お話ししたこともなく、「あの方がKさんのお姉様よ」と高校時代に友達に言われてチラッとお見かけした程度のお姉様を覚えているとは! そのKさんのお姉様も大変驚いていらっしゃいました。ましてや、その方が10代の頃会っていたのにその方は60代になられていたのですから……。あまりの正確さに、家族はじめ身内は皆、笑ってしまいます。「あの方、お見かけしたことあるわ」と母が言いだす度に、どんな展開が待っているか、ついワクワクしてしまう私です(笑)。

2008.11.22 (土) [日記]






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